住宅会社の保証制度とは

注文住宅というと、建てることに重きを置いて考えがちですが、住み始めてからのことを考えて依頼する会社を選んだ方が良いでしょう。いくら高いお金を出して注文住宅を建てても、住み心地が悪いなら元も子もありません。欠陥がなかったとしても、住んでから発見する不具合は多少なりともあるものです。そのため、住宅会社が提示する保証内容が大事になってきます。 日本では、平成12年4月施行の「住宅の品質確保の促進等に関する法律」、いわゆる「品確法」を改正し、最低でも10年の無償保証が義務付けられていますが、ハウスメーカーなどによっては「長期保証制度」を設け、10年目以降の保証をしていることがあります。長期保証制度は、条件を満たした場合に保証期間を延長できる制度なので、各社が定める条件を比較検討して選ぶとよいかもしれません。

住宅会社のアフターサービスの種類

住宅会社のアフターサービスは、各社によって異なります。先に挙げた長期保証制度の兼ね合いで変わってくることもあるので、保証制度とアフターサービスの両面をチェックするのがおすすめです。

例えば、あるハウスメーカーでは、長期保証は20年までとしていますが、60年間の長期無料サポートを行っているようです。アフターサービスの詳細ですが、引き渡し時から2年目までは3回の定期点検が実施され、5年目からは5年ごとに定期診断を無料で行われるという手厚いものです。別の会社では、住宅引き渡しから30年の保証を行い、その間は無料点検・診断が行われます。30年目以降は5年ごとの有償点検になりますが、年中無休のコールセンターを設けているので、突発的な不具合にも対応してもらえる安心感があります。